「終活を始めたいけど何から始めればいいのかわからない。」
「終活セミナーに行ってみたいけど、具体的にどんなことをするのかわからない。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
「終活」という言葉や具体的にどんなことをやるのかはなんとなくイメージがついていて、
さらに次のステップとなる行動に移していきたい方向けに説明していきたいと思います。
今回は、終活を始める方が参加すべきイベントについて詳しく書いていきたいと思います。
終活のことを理解して、終活を始めるのにこの記事が役に立てば幸いです。
終活とは?
そもそも、あなたは終活という言葉を聞いたことがありますか。
終活は「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語と言われています。
「終活」とは自分の死と向き合い、自らの人生の終わりに向けた活動のことを指します。
終活の内容にこれといった決まりや順序はなく、その人の人生観ややりたい内容によって変わってきます。
どういったことをするかを考えるのも終活の一部と言えるでしょう。
終活では何をするのか
終活の内容には、これを必ずしなければならないといった決まりや順番はありません。
終活において大切なのは、自分がどんな人生を送りたいのかといった人生観や、遺される身近な人にどんなことを残したいのかを考えることです。
こちらの記事で終活でどのようなことをすればいいのかを詳しく解説していますので参考にしてみてください↓
https://jijibaba.love/syukatsu/about-syukatsu/
終活イベントは大きく4つに分けられる
近年、終活についてトータルに学ぶことができる場所として、終活セミナーが注目されています。
終活イベントは下記の4つに分けることができます。
①セミナー型
②講演型
③体験型
④参加型
この後、終活イベントのそれぞれの特徴や内容を紹介します。
イベントにも様々な種類があるので、こちらの記事を参考に興味のあるイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
①セミナー型
セミナー型は、終活全般が知りたい人向けのイベントです。
終活とは一体何なのか、終活では具体的にどんなことをするのかを
まだわかっていない方向けに、1日で理解できるようにセミナー形式で学ぶことができます。
終活は介護やお墓のこと、持ち物の整理など、終活にまつわる項目は多岐に渡るため、1人で勉強するには、かなり根気が必要になってきます。
そのため、1人では手を着けにくい・何か終活を始めるきっかけが欲しい・誰かに相談したい
といった方にピッタリなのがセミナー型のイベントになっています。
②講演型
「終活は死と向き合わなければならないから、正直やりたくない。」
「まだまだ元気だから、いつか来る死のことなんて考えたくない。」
こういった終活へのネガティブな考え方やマイナスイメージを持たれている人向けのイベントです。
講演の内容としては、お坊さんから「終末に向けての生き方」や「穏やかな終末期の過ごし方」など心穏やかになる話を聞くことができます。
心穏やかになる話を聞くことで、終活へのネガティブな考え方やマイナスイメージを拭うことができるのが講演型のメリットです。
③体験型
自分が生きているうちに亡くなった後のことを体験してみたい人向けのイベントです。
イベントで体験できる者としては、 模擬葬儀体験会、遺影撮影会、入棺体験会などがあります。
ここからは体験会を詳しく解説していきます。
模擬葬儀体験会
実際に自分の葬儀を体験できるものを模擬葬儀と呼びます。
実際に葬儀を執り行う会場に花祭壇を設置し、葬儀社のスタッフが司会、僧侶、故人、遺族などの役割を演じ、参列者として体験することができます。
自分の葬儀を参列者として客観視できるため、望む葬儀のイメージがより具体的に考えやすくなるのが、模擬葬儀のメリットです。
生前葬と模擬葬儀の違い
生前葬は、自分が生きている間に自分の葬儀を行うという葬儀の方法の1つです。
お世話になった家族・友人・知人を招いて、直接感謝の気持ちやお別れを言うために行うことが多いです。
模擬葬儀は、自分の亡き後に行われる葬儀を疑似体験することで、自分が望む葬儀はどんなものかを考えるための体験になります。
模擬葬儀の目的は、望む葬儀のイメージがより具体的に考えやすくできることであり、実際の葬儀のような儀式を行うことではありません。
そのため、生前葬儀とは意味合いが異なります。
遺影撮影会
葬儀の際に祭壇に飾られている写真のことを遺影と言います。
葬儀が終わった後には、仏壇の近くに飾られることが多いです。
近年では、終活の一環としてご自分らしい一枚を撮っておきたいという意志の方も多く、生前に自分で遺影写真を用意する方も多くなっています。
遺影写真を用意する前に、どんな手順、撮影場所で遺影を撮影するのかを事前に知っておきたい方向けのイベントとして遺影撮影会があります。
遺影撮影の体験は終活フェアや終活セミナーなどで体験でき、実際に遺影を撮影する際は、写真館や写真スタジオで撮ってもらうことが多いです。
ご自身らしさが伝わる写真を撮影するための遺影撮影をする場所や予算を決める上で遺影撮影会に参加するのもオススメです。
こちらの記事で生前に遺影写真を撮る方法・費用や写真を用意するポイントを詳しく解説していますので参考にしてみてください↓
https://jijibaba.love/syukatsu/photo/
入棺体験会
遺体を納めて葬るための箱のことを棺(ひつぎ)と言います。
その棺の中に入って実際に横たわることができるのが入棺体験です。
一般に棺は、葬儀での出棺のお別れの場面に目にすることがあるくらいで、棺そのものを見れる機会は多くありません。
棺に使われる素材の種類は、檜、桐をはじめとした「天然木材」を使ったものや、「フラッシュ材」と呼ばれる加工板材を使用したものが一般的です。
入棺体験会では、木材の種類を比較しながら自分が棺の中に入ることができます。
中に入ると上から蓋をかぶせてもらえるので、真っ暗な棺の中で目を閉じ、深い瞑想をすることができます。
自分が亡くなって棺の中に収められた後の自分の顔を覗き込む家族の顔が浮かんだり、
棺で火葬場へ運ばれていく姿が浮かんだりと自分が亡くなった後の世界について思いを馳せることができます。
実際に体験してみることでわかることもたくさんあるので、ぜひ体験しに行ってみてはいかがでしょうか。
④参加型
③体験型に少し似ていますが、通夜や葬儀に参加された方、お墓参りに来て頂く方の体験をしてみたい方向けのイベントです。
③体験型と④参加型の違いとしては、③体験型は自分が亡くなった後のことを体験できるイベントで、
④参加型は自分の通夜や葬儀・お墓参りに来て頂く方の体験ができるイベントというのが大きな違いです。
具体的な体験内容として、「通夜料理の試食会」や「斎場や霊園の施設見学」が挙げられます。
こちらのイベントに参加するメリットは、自分が亡くなった後参列者にどんな料理を食べて欲しいかを決めたり、どんな斎場や霊園に決めるかの判断材料になります。
葬儀社や斎場・霊園選びに迷っている方にオススメしたいイベントです。
こちらの記事で信頼できる葬儀社を選ぶための3つのチェックポイントを詳しく解説していますので参考にしてみてください↓
https://jijibaba.love/syukatsu/pre-funeral/
まとめ
今回は、終活イベントの種類や選び方について分かりやすく解説しました。
終活イベントにも様々な種類があり、ご自身の知りたい内容や体験したいことによってイベントの選び方が異なってきます。
終活の内容にこれといった決まりや順序はなく、その人の人生観ややりたい内容によって変わってきますから、どういったことをするかを考えるのも終活の一部と言えるでしょう。
今回紹介した内容を参考に、ぜひ皆さんも自分にとってベストな「終活」を実施していきましょう。