「終活という言葉は知っているけど、具体的に何をすればいいのか知らない。」
「お葬式の準備をしてみたいけど、何から準備すればいいのか分からない。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
「終活」という言葉や具体的にどんなことをやるのかはなんとなくイメージがついていて、さらに次のステップとなる行動に移していきたい方向けに説明していきたいと思います。
今回は、お葬式の準備について詳しく書いていきたいと思います。
終活のことを理解して、終活を始めるのにこの記事が役に立てば幸いです。
終活で行うお葬式の準備とは?
終活を行う中でやっておきたいお葬式の準備にはどんなものがあるのでしょうか。
そもそも、終活の内容にこれといった決まりや順序はなく、その人の人生観ややりたい内容によって変わってきます。
ですからここで紹介するのは一例であり、あなたのやりたい内容によってアレンジしてもらって構いません。
エンディングノートを書く
終活をするのにエンディングノートは必ず必要かと言いますと、決して必ず必要というわけではありません。
しかし、エンディングノートを書くことで、終活自体のサポートになります。
エンディングノートには、ご自分がいなくなった後ご家族の方にご自分の死後の葬儀や遺品について詳しく書き残しておくことができます。
またご自分の考えを書き残しておけるので、家族が知らなかったことや普段伝えられなかったことも文字でならば残しやすく、面と向かって言えないことも書き残せるのもエンディングノートならではです。
では具体的にエンディングノートに書いておくべき内容を下記にまとめます。
喪主になって欲しい人
ご自分のお葬式の喪主を誰にするか、どんなお葬式にしたいかなど、喪主を勤めてもらいたい人に向けて、あなたの考えを書きましょう。
宗派や宗教
お葬式では宗派や宗教によって、葬儀の内容が異なります。
仏教や神道、キリスト教などさまざまな宗教が存在しており、日本では多くの葬儀が仏教式で行われますが、もちろん神道やキリスト教などの方法でお葬式を行う方もいらっしゃいます。
また、無宗教式という方法もありますので、ご自分の宗派・宗教を書き残しておくのも良いでしょう。
戒名や法名
現在は、仏式の葬儀を行う人に基本的に戒名をつけられます。
ちなみに、「法名(ほうみょう)」や「法号(ほうごう)」という名前でも呼ばれますが、これは宗派の違いによるもので、浄土真宗では法名、日蓮宗では法号と呼びます。
葬儀業者や会場
近年では終活の中で、葬儀社と契約を行っておく方もいらっしゃいます。
生前契約と言って、事前に葬儀費用を支払ってしまう方法もありますが、こちらは後ほど詳しく説明します。
生前契約しなくても、ご自身で希望する葬儀業者や会場を決めておいたりもできるので、希望がある場合は書き残しておきましょう。
遺影写真
遺影は葬儀の時に祭壇に飾られる写真のことを指します。
残された家族が遺影写真を探しても、なかなか良い写真が見つからず困ることも多いため、終活で遺影写真を残す方も多くなってきました。
そのため、あなた自身にとって最後の写真となる遺影写真は、非常に重要な写真です。
人々の記憶に残るからこそ、元気な頃の一番の状態の写真を残したいですよね。
参列者リスト
お葬式に呼んで欲しい方がいるのであれば、リストにしておくのも良いでしょう。
残された家族が連絡を取りやすいように、対象となる方の連絡先だけでなく、残された家族が生前の御礼を伝えやすいようにあなたとの関係性を書いておくと良いでしょう。
葬儀の契約について
近年では終活の中で、葬儀社と契約を行っておく方もいらっしゃいます。
事前に葬儀費用を支払ってしまう方法を生前契約と言います。
生前契約をする際に気をつけたいポイントがあるので、そちらを紹介していきます。
信頼できる葬儀社を選ぶ
生前予約は、言ってしまえば葬儀社に後を託すようなものですから、信頼できる葬儀社を選ばなければなりません。
そのため、当サイトでは、3つのポイントに絞って信頼できる葬儀社かどうかを判断したいと思います。
①経営状態は安定しているか
生前契約と一言で言っても、相談・申し込みの予約をするだけのものや、実際に葬儀の費用を積み立てたり先払いしたりしておくものなど葬儀社によって生前契約の内容が異なります。
相談・申し込みの予約をするだけであればお金が発生することはないですが、葬儀の費用を積み立てたり先払いしたりする場合に、万が一葬儀社が経営破綻等になった場合、葬儀代はおろか契約金の払い戻しすらできなくなるというケースもあります。
ですから葬儀社が経営破綻などに陥った場合の対応を明記している葬儀社の方が信頼できるので、そう言った面も気にしてみてください。
②葬儀プランの変更や解約ができるか
終活は、いつ来るかわからない将来のために行います。
そのため、ご自分の考えが変わったり、葬儀社で新しいプランが出たりと契約内容の変更や解約をしたくなることがあります。
ですから葬儀社が契約内容の変更や見直し、解約の対応を明記しているかどうかを事前に確認しておきましょう。
また契約内容の変更・解約の場合には手数料がかかる場合もありますので、そう言った部分まで確認すると良いでしょう。
③葬儀社や担当者との相性はどうか
お葬式は葬儀社・担当者の力量によって、良し悪しが変わるものといわれます。
つまり、葬儀社・担当者の人柄・相性はとても大事です。
接客が丁寧かつ親切、スタッフの説明が分かりやすい、希望に沿ったプランを提示してくれる葬儀社が良い葬儀社と言えるでしょう。
簡素な説明で契約を急がせたり、押しが強かったりする葬儀社はキケンです。
他の葬儀社への比較検討をさせずに、契約してしまいたいという思いが見え見えですよね。
そう言った無理強いをしてくる葬儀社には、はっきりと契約を断った上で、他の葬儀社を検討するのが良いでしょう。
予算
どんなお葬式にしたいかや、どのくらいの規模のお葬式にするかなどによってお葬式の費用は変わってきます。
ご自分がどのくらいの費用でお葬式をしたいかを自分の中で設定しておくと良いでしょう。
様々な葬儀社から見積もりを取っても、予算がイメージされていないと現実的にどのくらいの費用がかかるかわからなくなります。
またご自分だけで決めるのではなく、ご家族の想いにも配慮した上で相談しながら予算を決めるのも重要なポイントです。
まとめ
今回は、終活で行うお葬式の準備について分かりやすく解説しました。
終活で行うお葬式の準備は具体的に、エンディングノートを書いたり、葬儀の契約について考えることがお葬式の準備と言えます。
ただし終活の内容にこれといった決まりや順序はなく、その人の人生観ややりたい内容によって変わってきますから、どういったことをするかを考えるのも終活の一部と言えるでしょう。
今回紹介した内容を参考に、ぜひ皆さんも自分にとってベストな「終活」を実施していきましょう。
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