老後に住む場所はどこにする?住みやすい海外人気移住先7選

老後に住む場所はどこにする?住みやすい海外人気移住先7選

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「定年退職後、今住んでいる家から引っ越すかどうか悩んでいる。」

「定年退職後に住む場所を考えたいけど、住みやすい場所や人気の移住場所を知りたい。」

あなたは今、そうお考えではありませんか。

定年退職をして第二の人生をスタートさせるためにも、終の住処の探したい方や、終活を行っていて老後に住む場所を探している方に向けての記事になります。

今回は、住みやすい海外人気移住先をまとめました。

終活のことを理解して、終活を始めるのにこの記事が役に立てば幸いです。

目次

終活とは?

あなたは終活という言葉を聞いたことがありますか。

終活は「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語と言われています。

「終活」とは自分の死と向き合い、自らの人生の終わりに向けた活動のことを指します。

終活の内容にこれといった決まりや順序はなく、その人の人生観ややりたい内容によって変わってきます。

今回は終活を行う多くの人が取り組むものとして具体例をあげていきます。

終活では何をするのか

終活の内容には、これを必ずしなければならないといった決まりや順番はありません。

終活において大切なのは、自分がどんな人生を送りたいのかといった人生観や、遺される身近な人にどんなことを残したいのかを考えることです。

こちらの記事で終活でどのようなことをすればいいのかを詳しく解説していますので参考にしてみてください↓


https://jijibaba.love/syukatsu/about-syukatsu/

住みやすい海外人気移住先5選

ここからは、移住先として人気の海外都市を5つチョイスしました。

それぞれの都市で、住む上でのメリットやデメリットがあるので、比較できるようにピックアップしています。

終の住処にぴったりの場所が見つかるかもしれませんよ。

タイ

移住人気国総合ランキング(※1)4位のタイは、長期滞在者や永住者も7万人を超えており、日本人に人気の海外移住国として挙げられます。

首都のバンコクは、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)などの交通の便が発達しているので、便利に生活しやすい環境が整っています。

バンコクは、日本企業も多く進出したりしているので、日本人が密集している海外都市としても有名です。

タイは国民の約95%(※2)が仏教徒と言われているくらいの仏教大国であるため、礼儀正しくおおらかな国民性であると言われていて、日本人にも馴染みやすいのではないでしょうか。

※1海外移住.comより
海外移住.com

※2外務省 タイ王国基礎データより
外務省HP

メリット①物価がリーズナブル

タイは、年々経済の発展とともに物価が上昇している国ではありますが、日本に比べてまだまだ物価が安く、リーズナブルに暮らしやすい国と言えます。

ただし、暮らしのレベルが選べる国とも言われているので、日本と同レベルの暮らしを求めると、それなりの出費がかかることもあるようです。

日本では「贅沢」だと思われがちな、エステやゴルフなどもリーズナブルに利用できるのがタイの魅力でもあります。

タイ伝統の古式マッサージは「世界で最も気持ち良いマッサージ」と称されており、タイに訪れたら体験して欲しいリラクゼーションの1つです。

料金は安いところだと1時間100バーツ〜となっていて、庶民的なマッサージ屋か高級なマッサージ屋かでも料金は変わってきますので、目安程度にしてみてくださいね。

メリット②公共交通機関が発達

タイの首都のバンコクは、道路の渋滞が凄まじいことで有名ですが、一方でBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)などの交通の便が発達しているので、便利に生活しやすい環境が整っています。

BTS(高架鉄道)は6:00〜24:00までの運行時間で、3〜8分間隔での運行、MRT(地下鉄)は、5:30〜24:00までの運行時間で、5〜10分間隔で運行しているので地元住民も観光客も重宝している公共交通機関となっていますよ。

ちなみに17〜20時頃は、帰宅ラッシュで電車を何本も見送ることがあるので、夕方の移動には時間がかかることを頭に置いておくと良いでしょう。

メリット③日本からのアクセスの良さ

日本からバンコクへのアクセスは、成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港(名古屋)、福岡空港、新千歳空港(北海道)、那覇空港(沖縄)、仙台(宮城)空港の合計8つの空港からの直行便があり、フライト時間は6〜7時間ほどです。

LCCを使えば往復約4万円〜、レガシーキャリアを使うと往復約6万円〜というのもかなり魅力的なポイントです。

メリット④医療水準が高い

タイの医療水準の高さは世界的に有名で、日本と技術提携している病院などもあり、日本人の医者や日本の医師免許を持つ医者も多いので安心して医療サービスを受けることができます。

バンコクにあるサミティベート病院、バンコク病院、バムルンラード病院では、日本語のサポートもあるため、タイに滞在している日本人が多く利用しているようです。

デメリット①詐欺にご注意

こちらはタイに限ったことではありませんが、日本人が多く集まる場所では、日本人が巧妙な言葉や手口で、詐欺を仕掛けてくることがあるようです。

詐欺の手口は多岐にわたっており、財布を落としたからお金を貸して欲しいと言ってきたり、新しい会社を一緒に立ち上げようとお金を巻き上げてそのままトンズラしてしまうといった様々な手口があり、同じ日本人だからといって困っている日本人を助けるのではなく、警戒心を持って対処する方が良さそうです。

デメリット②タイの水道水事情

日本では、水道水を飲んでも問題ありませんが、タイでは水道水を飲むことはできず、基本的に水は買って飲むものとされています。

こちらもタイに限ったことではありませんが、日本のように、水道水をそのまま飲める国は非常に少ないです。

特に、アジア諸国で、水道水が飲める国は、日本とアラブ首長国連邦の2カ国だけと言われています。

ですので、海外移住を考えている方はぜひ覚えておいて欲しい項目です。

デメリット③英語が通じないことがある

バンコクの都心部では、英語が通じるので便利に思われている方も多いですが、都心部から離れると英語が通じないということがあります。

都心部以外へは出かけることがないから大丈夫という方には必要ないですが、長期間滞在する上で、地方への小旅行や郊外への買い物へ行った時に言葉が通じないのは不便ですよね。

必要最低限の生活に必要なタイ語を滞在中でも良いので勉強する方が、生活の幅が広がると思います。

バンコクには日本人向けの英会話教室やタイ語教室もありますので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。

ビザ取得に必要な条件

退職者長期滞在ビザとして、タイでは30日以上のロングステイの場合、就労や永住を目的としないノンイミグラントビザ-O(Non-immigrant Visa-O)を取得する必要があります。

ビザ取得に必要な条件

  • 年齢が満50歳以上であること
  • 1〜3のうちいずれか1つ当てはまることが必要

     1.タイ国内銀行発行預金残高証明書または日本の銀行の残高証明書:
     最新月のもので預金残高が800,000バーツ(約240万円)以上あることが確認できるもの。
     2.年金等証明書:
     年金による収入が月65,000バーツ(約19万5,000円)以上、または年収が800,000バーツ以上であることが確認できる社会保険庁発行の年金証書コピー。
     3.タイ国内銀行預金残高証明書および年金等証明書:
     預金残高証明書と年金による年収の合計が800,000バーツ以上と確認できるもの。

マレーシア

移住人気国総合ランキング(※1)12位のタイは、長期滞在者や永住者も2.5万人を超えており、日本人に人気の海外移住国として挙げられます。

ロングステイ財団が発表している「ロングステイ希望国・地域」で2006年から1位の座を守り続けているマレーシアは「日本人が移住したい国ナンバーワン」としてアツい国です。(※2)

首都のクアラルンプールは、日本企業も多く進出したりしているので、日本人が密集している海外都市としても有名です。

マレーシアは非常に親日国で、日本人にとって魅力的な国です。

マレーシアでは日本食も人気で、街のあちこちで日本食レストランが見つけられるので、日本人にも馴染みやすいのではないでしょうか。

※1海外移住.comより
海外移住.com

※2「ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域2018』」より
ロングステイ財団

メリット①物価がリーズナブル

年々経済の発展とともに物価が上昇している国ではありますが、日本に比べてまだまだ物価が安く、リーズナブルに暮らしやすい国と言えます。

物価は日本の1/2〜1/3程度に収まることもあるので、比較的リーズナブルに暮らせる可能性が高いです。

日本の食材や調味料はスーパーで購入できますが、割高な傾向があるので、調味料などは日本から持参することをオススメします。

最初に述べたとおり、マレーシアの物価は年々上昇傾向にあり、年々2〜4%ずつ緩やかな上昇を続けています。

今後はそれ以上の高騰も予測されているので、物価高騰をした場合のロングステイ計画も考慮することが必要になります。

実際にマレーシアに短期滞在してみたりすることで、具体的な予算やイメージが湧くと思いますので、移住を検討している方にはオススメです。

メリット②治安は比較的良好

東南アジアは、治安の悪いイメージがありがちですが、マレーシアはその中でも比較的治安が良いと言われています。

暴動や凶悪犯罪が少なく、犯罪発生率も0.7%と日本より低い数値だったりしますので、安全に暮らせる国として人気があります。

ただ、首都クアラルンプールなどでは、泥棒や置き引きなどの窃盗が最も多く、油断はせず、携行品やご自身の身の安全を確認しながら過ごすようにしましょう。

メリット③気候の良さ

マレーシアは赤道に近く、熱帯雨林気候で年中同じ気温であることが特徴です。

首都クアラルンプールの平均気温は28.2℃と年間通じて南国の気候であり、日本のような四季折々の季節は楽しめませんが、穏やかに過ごすことができます。

デメリット①タクシーのぼったくり

マレーシアに限ったことではありませんが、タクシーのぼったくりには注意が必要です。

国を挙げてぼったくり防止には取り組んでいるものの、まだまだ悪質なタクシーによるぼったくりはあるようです。

悪質なぼったくり内容として、タクシーのメーターに細工をして法外な料金を請求されるケースがあるようなので、必ず乗車前に目安の料金を確認することが重要です。

また地域によっては、事前交渉制のタクシーもあるようなので、現地在住の日本人の方に相場を尋ねてみるのも有効な手段でしょう。

ビザ取得に必要な条件

退職者長期滞在ビザとして、長期滞在ビザMM2Hがあります。

正式名称が「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム」ということで、マレーシアを第二の家にできるという名前の通り、一定の条件をクリアした上で10年間という長期の滞在が可能なこのビザはマレーシア政府も一押しのビザとなっています。

ビザ取得に必要な条件

  • 50歳未満の場合
  • 最低50万リンギット(約1,300万円)以上の財産証明
  • 月額1万リンギット(約26万円)以上の収入証明
  • 仮承認後、30万リンギット(約780万円)をマレーシアの金融機関に定期預金する必要あり
  • 50歳以上の場合
  • 最低35万リンギット(約910万円)以上の財産証明
  • 月額1万リンギット(約26万円)以上の収入証明又は年金証明
  • 仮承認後、15万リンギット(約390万円)をマレーシアの金融機関に定期預金する必要あり

オーストラリア

移住人気国総合ランキング(※1)3位のオーストラリアは、長期滞在者や永住者も9万人を超えており、アメリカに次いで日本人永住者や留学生の数が2番目に多い国として挙げられます。

首都はキャンベラですが、最大の都市シドニーは、オフィス街や観光地が集まっているほか、市内からアクセスしやすいビーチもあるということで、便利に生活しやすい環境が整っています。

オーストラリアは、日本企業も多く進出したりしているので、日本人が密集している海外都市としても有名です。

マレーシアは非常に親日国で、日本人にとって魅力的な国です。

現地の人は、第二外国語として日本語を選択している人も多いくらいの親日国で、簡単な日本語なら伝わる人がいるのも心強いですね。

※1海外移住.comより
海外移住.com

メリット①言語が英語

オーストラリアは英語圏なので、同じく移住で人気のタイやマレーシアでは、タイ語やマレー語が主言語の国と比べると英語が使える安心感があります。

駅の看板や街の標識が英語であるだけでも、安心感が違うと思いますので、英語が使える国というだけでメリットになります。

また、現地の人は、学校で第二外国語として日本語を選択している人も多いくらいの親日国で、簡単な日本語なら伝わる人がいるのも心強いですね。

メリット②都会と自然のバランスの良さ

オーストラリアの主要都市では、都会と自然のバランスの取れた街並みで生活することができます。

平日は都会で働き、土日はビーチに出かけて自然の中でリフレッシュすることもでき、日本で都会慣れしている方でも田舎慣れしている方でも住みやすい街になっています。

デメリット①夜の一人歩きに注意

日本では、深夜でも女性男性問わず1人で出歩けるのが普通ですが、オーストラリアでは、深夜に1人で出歩くことは常識的に考えられないと言われています。

深夜に限らず、人通りの少ない道や暗い公園などでは、犯罪に巻き込まれる可能性も高くなるので、そう言った場所への外出は避けるべきだと言われています。

夜間や人通りの少ない道を通らないといけない場合は、近場でもタクシーを利用して、犯罪から自己防衛することが重要です。

デメリット②リタイアメントビザの取得条件の厳しさ

オーストラリアに移住するためにはビザが必要です。

東南アジアのリタイアメントビザと比べて、オーストラリアのリタイアメントビザを取得するのは資産条件がかなり厳しいものになります。

例えば、地方都市での生活を希望する場合に必要な金額は、500,000オーストラリアドル以上の資産と年間50,000オーストラリアドル以上の所得証明が必要になります。

また、大都市での生活をする場合は、さらに厳しい資産条件が課されますので、かなり裕福な資産家向けのリタイアメントビザとなっています。

ビザ取得に必要な条件

退職者長期滞在ビザとして、「投資型リタイアメントビザ」と呼ばれており、申請者は決められた一定額以上を州債に投資を行わなければいけないというビザになっています。

オーストラリアのリタイアメントビザの申請条件は頻繁に変更があるということなので、こまめにチェックすることが必要になります。

ビザ取得に必要な条件(一部)

  • 取得条件
  • 対象年齢55歳以上
  • 無犯罪であること
  • 十分な資力を有していること
  • 週20時間以上労働しないこと
  • 具体的な資産条件
  • 地方都市での生活を希望する場合:500,000オーストラリアドル以上の資産と年間50,000オーストラリアドル以上の所得証明、500,000オーストラリアドル以上の債券に投資する
  • 大都市での生活をする場合:750,000オーストラリアドル以上の資産と年間65,000オーストラリアドル以上の所得証明、750,000オーストラリアドル以上の債券に投資する

フィリピン

移住人気国総合ランキング(※1)17位のフィリピンは、長期滞在者や永住者も1.7万人を超えており、近年は短期・中期語学留学先の定番国として挙げられます。

フィリピンの平均年齢は24歳と若く、高度経済成長時代の日本と同じように現在若い労働力が多いです。

そのため、将来的に経済成長を遂げるのではないかと期待されている国の1つです。

首都のマニラでは鉄道が整備され普及されるなど、交通の便も良くなっていることから、今後期待できる国としてアツい国です。

※1海外移住.comより
海外移住.com

メリット①物価がリーズナブル

10年前と比べると経済の発展とともに物価が上昇している国ではありますが、日本に比べてまだまだ物価が安く、リーズナブルに暮らしやすい国と言えます。

物価は日本の1/2程度に収まることもあるので、リーズナブルに暮らせる可能性が高いです。

日本の食材や調味料はスーパーで購入できますが、割高な傾向があるので、調味料などは日本から持参することをオススメします。

最初に述べたとおり、フィリピンの物価は年々上昇傾向にあります。

今後はそれ以上の高騰も予測されているので、物価高騰をした場合のロングステイ計画も考慮することが必要になります。

実際にフィリピンに短期滞在してみたりすることで、具体的な予算やイメージが湧くと思いますので、移住を検討している方にはオススメです。

メリット②永住権・ビザの取得が比較的容易

フィリピンで日本人が取得できるビザが多く、取得も比較的容易にできるのがフィリピンの魅力であります。

多くの国では、リタイアメントビザの資産条件が厳しく、海外移住を諦めている方にオススメできるビザがフィリピンにはあります。

今回は、フィリピンに移住する際に最適なビザ・永住権を紹介していきます。

①ASRV(APECCO特別永住権)

ASRVとは、「APECO特別永住権プログラム(APECO Special Resident Visa)」の略称です。

「オーロラ特別経済区」で展開されている経済振興プログラムに参加(出資)することで取得できる特別永住権です。

こちらのASRVの魅力は年齢制限なし、家族枠あり、取得にはフィリピンのマニラ市内に5日間の滞在が必要、更新は5年に1度とたくさんの魅力がありながらも、取得条件も比較的容易なため、永住を考えている方には非常にオススメな永住権となっています。

ASRVの特徴を下記にまとめましたので、気になる方はチェックしてみてください。

  • ①年齢制限なし
    通常、他国での長期滞在ができるビザには「50歳以上」など年齢制限を設けているものが多い中、ASRVは年齢制限がないことが非常に魅力的です。
  • ②家族枠あり
    配偶者と子(20歳未満)が10%の価格で取得可能となっています。
  • ③フィリピンでの就労・就学が可能
    通常海外での就労・就学を希望する人は、学生ビザや就労ビザが必要になりますが、ASRVはフィリピンでの就労・就学が可能なビザになっています。
  • ④取得コストが低め
    通常、他国での長期滞在ができるビザには、資産条件が厳しいことが多く、条件面で当てはまることができない場合が多いです。

    ASRVを取得する条件は、経済振興プログラムに参加(出資)するだけで良いので、経済振興プログラム参加料 2万米ドル + 取得手数料 150万円で取得が可能となっています。

    年々、ASRVの取得希望者が増えているので、取得コストは今後引き上げられる可能性はあります。

  • ⑤年間の維持費が安い
    ASRVを維持するためには、年間7500円の年会費が必要になります。

    この金額は、滞在資格のランニングコストの中では安い方となっています。

  • ⑥更新期間が長い
    更新は5年に1回となっていて、毎年更新が必要なビザもある中で、更新期間が長く設定されているのは有り難いですね。
  • ⑦取得に必要な現地滞在期間が短い
    長期滞在ができるビザには、取得に必要な現地滞在期間が長くかかるものが多い中、4泊5日で取得が可能なので、比較的短時間で取得が可能です。

②クオータービザ

クオータービザとは、日本・アメリカ・ドイツのパスポートを持つ者だけに取得の権利があり、各国年間50人のみ取得が許されたビザです。

一度クオータービザを取得すれば、永久的にフィリピンへの滞在が認められる永住権となっています。

クオータービザの特徴を下記にまとめましたので、気になる方はチェックしてみてください。

  • ①年齢制限20歳以上
    通常、他国での長期滞在ができるビザには「50歳以上」など年齢制限を設けているものが多い中、クオータービザは20歳以上で取得できるので非常に魅力的です。
  • ②家族枠なし
  • ③フィリピンでの就労・就学が可能
    通常海外での就労・就学を希望する人は、学生ビザや就労ビザが必要になりますが、クオータービザはフィリピンでの就労・就学が可能なビザになっています。
  • ④取得コストが低め
    通常、他国での長期滞在ができるビザには、資産条件が厳しいことが多く、条件面で当てはまることができない場合が多いです。

    クオータービザを取得する条件は、預託金を5万米ドル準備することで取得が可能となっています。

    預託金とは、一時的に預けておくお金のことで、クオータービザの場合には、権利取得後は自由に使えるお金になっているので、金銭面に余裕がある方には取りやすい条件となっています。

  • ⑤取得に必要な現地滞在期間は1年
    クオータービザは、取得に必要な滞在期間が1年以上となっていて、現地滞在期間は他のビザに比べると長めになっています。

③SRRV(退職者ビザ)

SRRVとは、「特別居住退職者ビザ(Special Resident Retiree’s Visa)」の略称です。

退職者長期滞在ビザとして、取得できるリタイアメントビザです。

SRRVには、「スマイル」と「クラシック」があり、不動産の取得をする意思があるかどうかで選択する種類が変わってきます。

SRRVの特徴を下記にまとめましたので、気になる方はチェックしてみてください。

  • ①年齢制限30歳以上
    通常、他国での長期滞在ができるビザには「50歳以上」など年齢制限を設けているものが多い中、SRRVは30歳以上で取得できるので非常に魅力的です。
  • ②家族枠なし
  • ③フィリピンでの就労・就学が可能
    通常海外での就労・就学を希望する人は、学生ビザや就労ビザが必要になりますが、クオータービザはフィリピンでの就労・就学が可能なビザになっています。
  • ④取得コストが低め
    通常、他国での長期滞在ができるビザには、資産条件が厳しいことが多く、条件面で当てはまることができない場合が多いです。

    SRRVを取得する条件は、「スマイル」の場合は預託金を約2万米ドル、「クラシック」の場合は年齢と条件により、約2万米ドルから約5万米ドルを準備することで取得が可能となっています。

    預託金とは、一時的に預けておくお金のことで、クオータービザの場合には、権利取得後は自由に使えるお金になっているので、金銭面に余裕がある方には取りやすい条件となっています。

  • ⑤取得に必要な現地滞在期間は1年
    SRRVは、取得に必要な滞在期間が1年以上となっていて、現地滞在期間は他のビザに比べると長めになっています。

メリット③日本からのアクセスの良さ

日本からフィリピンへのアクセスは、成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港(名古屋)、福岡空港、新千歳空港(北海道)、の合計6つの空港からの直行便があり、フライト時間はマニラまでが4時間ほど、セブへは5時間ほどとなっています。

LCCのセール期間を使えば往復約2万円〜、レガシーキャリアを使うと往復約5万円〜というのもかなり魅力的なポイントです。

メリット④食文化の馴染みやすさ

日本ではフィリピン料理を食べる機会がなかなかないので、フィリピン料理と聞いてもピンとこないですよね。

フィリピンには肉や魚介を使った料理が豊富で、酸味、甘味、塩味が効いた味付けが多く、香辛料の効いた辛い料理はほとんどありません。

フィリピンにはお米も食べる文化があるので、海外に行くと日本食が恋しくなる方やお米大好きな日本人にとって大切なポイントかもしれません。

デメリット①詐欺にご注意

こちらは、フィリピンに限ったことではありませんが、フィリピンにも日本企業が数多く進出していることから、都心には日本人が増加しています。

特に日本人が多く集まる場所では、日本人が巧妙な言葉や手口で、詐欺を仕掛けてくることがあるようです。

詐欺の手口は多岐にわたっており、財布を落としたからお金を貸して欲しいと言ってきたり、新しい会社を一緒に立ち上げようとお金を巻き上げてそのままトンズラしてしまうといった様々な手口があり、同じ日本人だからといって困っている日本人を助けるのではなく、警戒心を持って対処する方が良さそうです。

デメリット②渡航注意エリアあり

フィリピンには、一部地域に渡航注意エリアがあります。

ミンダナオ島の一部地域には、外務省が「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発表しており、イスラム過激派組織による爆弾テロ事件や身代金目的の誘拐事件等が多発するなど不安定な治安情勢が続いています。

これらの地域には目的の如何を問わず渡航は止めるよう呼びかけられています。

インドネシア

移住人気国総合ランキング(※1)15位のインドネシアは、長期滞在者や永住者も2万人を超えており、日本人に人気の海外移住国として挙げられます。

17,000以上もの島々から成り立つ世界最大の群島国家であるインドネシアは、民族も300以上を超えると言われており、それぞれの民族が文化を守りながら生活しています。

また、観光地として有名なバリ島もインドネシアにあります。

バリは神々が集う島と言われており、神秘的な雰囲気が魅力のリゾート地で、世界各地から観光客が訪れます。

移住先としてではなくまだまだ観光地のイメージが強いインドネシアですが、インドネシアに移住したくなるような魅力を紹介していきます。

※1海外移住.comより
海外移住.com

メリット①物価がリーズナブル

経済の発展とともに物価が上昇している国ではありますが、日本に比べてまだまだ物価が安く、リーズナブルに暮らしやすい国と言えます。

インドネシアでは、セキュリティのしっかりしたアパート(日本でいうマンション)もしくはサービスアパートに日本人は住むことが多いですが、基本的に全てプール・ジムが完備されています。

それでも価格は日本の物件に比べて安いため、月々5〜7万円程度で上記の物件に住めるのも魅力的です。

最初に述べたとおり、インドネシアの物価は年々上昇傾向にあります。

今後はそれ以上の高騰も予測されているので、物価高騰をした場合のロングステイ計画も考慮することが必要になります。

実際にインドネシアに短期滞在してみたりすることで、具体的な予算やイメージが湧くと思いますので、移住を検討している方にはオススメです。

メリット②お手伝いさんやドライバーを頼めるセレブな生活も?!

日本では、家事手伝いをしてくれるお手伝いさんやベビーシッターはかなり裕福な家庭でのみ雇われているイメージが強いですよね。

インドネシアでは、中流家庭以上であればお手伝いさんやベビーシッターを雇うのは割と普通だそうです。

費用は月々1〜3万円程度で、一口にお手伝いさんと言っても様々な働き方があります。

  • 住み込みで朝から夜までサポートしてもらう
  • 通いで朝から夕方まで働いてもらう
  • 週に2~3日に4時間程度働いてもらう

住み込みでお手伝いさんをお願いするのは、他人と一緒に生活することがあまりポピュラーではない日本人の感覚からするとあまり考えられないことも多いため、日本人は割と通ってもらいながらお手伝いをお願いするパターンが多いです。

また、車社会のインドネシアですが、日本人は運転することをあまり推奨されていないため、ドライバーさんを雇っている日本人が多い傾向にあります。

デメリット①詐欺にご注意

こちらはタイに限ったことではありませんが、日本人が多く集まる場所では、日本人が巧妙な言葉や手口で、詐欺を仕掛けてくることがあるようです。

詐欺の手口は多岐にわたっており、財布を落としたからお金を貸して欲しいと言ってきたり、新しい会社を一緒に立ち上げようとお金を巻き上げてそのままトンズラしてしまうといった様々な手口があり、同じ日本人だからといって困っている日本人を助けるのではなく、警戒心を持って対処する方が良さそうです。

また、日本人を狙った詐欺も横行しており、街中で流暢な日本語でフレンドリーに話しかけてきて、日本の具体的な地名に住んでいたなどと言葉巧みにこちらの注意を逸らして、スリや詐欺を行う犯罪なども後を絶たない状況です。

バリ島を中心とした結婚詐欺を行うジゴロ(女性に頼って生活をする男性)も多く発生しているので、最初は軽率に相手をしていても結婚や交際を前提に、だんだんと金銭の要求がエスカレートするパターンもありますので、注意が必要です。

デメリット②医療水準が低い

全体的な医療水準は決して高くありませんが、私立病院は、近代的な施設も整っており比較的安心して受信することができます。

ただ、大きな病気や手術が必要になった場合には、マレーシアやシンガポールの大きな病院や日本へ一時帰国して治療することをおすすめします。

ビザ取得に必要な条件

退職者長期滞在ビザとして、「リタイアメントビザ」と呼ばれており、インドネシアに長期滞在する場合に取得する必要があります。

ビザ取得に必要な条件(一部)

  • 取得条件
  • 対象年齢55歳以上
  • 月額US$1,500以上の年金受給者、又は現地にて生活支払い能力がある方(年金証書あるいは銀行預金の残高証明書で証明)
  • 健康保険・生命保険に加入されている方(海外保険でも可)
  • インドネシアにて就労しないこと
  • 滞在中に使用人を雇用すること

ブラジル

移住人気国総合ランキング(※1)7位のブラジルは、長期滞在者や永住者も5万人を超えており、永住者数ではアメリカ、オーストラリアに次いで3番目に多く、日本人に人気の海外移住国として挙げられます。

世界で7番目に在留邦人が多い国で、近年日系企業の工場が進出していることから、首都のサンパウロやリオデジャネイロ以外でも日本人が増えつつあります。

ブラジルの平均年齢は32歳と日本よりも10歳ほど若く、高度経済成長時代の日本と同じように現在若い労働力が多いです。

そのため、右肩上がりに人口が増えつつ、将来的に経済成長を遂げるのではないかと期待されている国の1つです。

しかし、2017年には失業率が過去最多を記録しており、経済成長や治安の面では不安が少し残る国でもあります。

※1海外移住.comより
海外移住.com

メリット①物価が比較的リーズナブル

経済の発展とともに物価が上昇している国ではありますが、日本に比べてまだまだ物価が安く、リーズナブルに暮らしやすい国と言えます。

ブラジルは農業大国と呼ばれているため、野菜が格安で手に入るため、自炊をする方には非常にリーズナブルに野菜が手に入る環境です。

ただ、輸入品に関しては、日本と比べると高い傾向にあり、家電製品や精密機器など日本で買えるものは日本で買った方がお得だと思われます。

実際にブラジルに短期滞在してみたりすることで、具体的な予算やイメージが湧くと思いますので、移住を検討している方にはオススメです。

メリット②永住権・ビザの取得が比較的容易

ブラジルには、長期滞在が可能なビザが複数あり、無期限で滞在が許されている永住ビザもあります。

多くの国では、リタイアメントビザの資産条件が厳しく、海外移住を諦めている方にオススメできるビザがブラジルにはあります。

月6000レアル以上の年金受給者が対象で、ブラジルへ月額6000レアルと同額、もしくはそれ以上の金額を送金できることを条件に、永住ビザを取得することも可能です。

ビザの詳細は下記に記載しておきますので、気になる方はチェックしてみてください。

デメリット①高い犯罪率

ブラジル人は、陽気な国民性で、親日家も多いと言われています。

しかし、ブラジルでの犯罪件数は日本と比較して圧倒的に多く、決して治安が良いとは言えない状況です。

スリや窃盗などの犯罪だけでなく、攻撃的なひったくりや強盗、殺人も多発しているため、いくら明るく社交的で優しいブラジル人が多いとは言え油断はできない状況となっています。

特にファベーラ(スラム街)と呼ばれるエリアには昼間でも近寄らないようにしたり、夜間は1人でも複数人でもなるべく出歩かない、目立つ装飾品や高価なブランド物を持ち歩かないなど、小さな積み重ねが防犯につながります。

ビザ取得に必要な条件

退職者長期滞在ビザとして、「投資型リタイアメントビザ」と呼ばれており、ブラジルに長期滞在する場合に取得する必要があります。

ビザ取得に必要な条件(一部)

  • 取得条件
  • 対象年齢不問
  • 月6000レアル以上の年金受給者が対象
  • 扶養家族は2名まで

サイパン

ハワイに移住するにはかなりハードルが高い中注目されているのが、サイパンです。

サイパンはグアム島の北側に位置しており、日本から3〜5時間程度のフライトで行けてしまう南国となっています。

年間の平均気温は27℃と南国の気候で、年中マリンスポーツが楽しめるのが魅力の島国です。

メリット①日本からのアクセスの良さ

日本からサイパンへのアクセスは、成田空港、羽田空港、関西国際空港、の合計3つの空港からの直行便、経由便があり、フライト時間は3〜5時間ほど(トランジット時間は除く)です。

LCCを使えば往復約4万円〜、レガシーキャリアを使うと往復約7万円〜というのもかなり魅力的なポイントです。

メリット②のんびり暮らすのにぴったり

サイパンには、ハワイのような大きなショッピングモールや観光地などはなく、純粋にビーチでマリンスポーツを楽しんだり、のんびりとした空気を楽しむことができます。

都会の喧騒から離れて暮らしたい方や、のんびりとした余生を過ごしたい方にオススメの土地となっています。

デメリット①物価が高め

日本に比べても物価は安いとは言えず、月に少なくても15万円程度は生活するのに必要になります。

そのため、滞在費用を安くするための移住にはあまり適しているとは言えませんね。

ただ、同じアメリカであるハワイと比べると物価は安く、移住のハードルは下がることから、南国にどうしても移住したい方にとってはオススメとなっています。

ビザ取得に必要な条件

退職者長期滞在ビザとして、「リタイアメントビザ」と呼ばれており、サイパンに長期滞在する場合に取得する必要があります。

ビザ取得に必要な条件(一部)

  • 取得条件
  • 10万ドル以上の不動産を購入、もしくは改築などに同額以上を投資すること

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まとめ

今回は、住みやすい海外人気移住先を詳しくまとめました。

定年退職をして第二の人生をスタートさせるためにも、自分にぴったりの移住先を見つけたいですよね。

終活はこれまでの人生を振り返ったり、今後の人生をより楽しむためのライフプランを考えることができる機会でもあります。

今回紹介した内容を参考に、ぜひ皆さんも自分にとってベストな「終活」を実施していきましょう。

最後に、今回は老後の海外移住に人気移住先を紹介しましたが、現在物価が安い国でも自分が老後を迎える頃は物価がどうなっているかは読めません。

また治安の状況や医療体制・制度も変わっている可能性はあります。

自分が老後に何を重要視するのか、ご自身が大切にしている価値観を考えた上で、こまめな情報収集も大切でしょう。

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