iDeCoを始める前に知っておきたい仕組みや5つのメリットと4つのデメリット

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「将来の生活に金銭的不安がある。」

「貯金もある程度溜まったので将来の為に資産形成をしたい。」

「iDeCoをやってみたい!」

あなたは今、そうお考えではありませんか。

一つでも当てはまった方や、こういった事が気になっている方に向けての記事になります。

こんな低金利の中、資産形成の一つとして注目されているのがiDeCo(イデコ)です。

テレビや雑誌・書籍などでもたくさん紹介されているので、気になっている方も多いのではないでしょうか。

ただし、「iDeCo(イデコ)をやってみたい!」と思って安易にiDeCo(イデコ)に手を出してしまい、きちんと仕組みを理解せずにいると、知らないうちに大損を被ってしまう可能性もあります。

今回は、iDeCo(イデコ)を始める前に知っておきたい仕組みや4つのリスクを紹介します。

iDeCo(イデコ)のことを理解するために、記事が役に立てば幸いです。

iDeCo(イデコ)とは?

iDeCo(イデコ)は、個人型確定拠出年金の相性であり、
より豊かな老後生活を送るための資産形成方法のひとつです。

iDeCo(イデコ)は、自分で申し込み、自分で掛金を拠出し、
自らが運用方法を選ぶことで資金を増やすことができる方法です。

iDeCo(イデコ)の大きなメリットとして、
掛金、運用益、そして給付を受け取る時には、税制上の優遇措置を受けられる
ことです。

これにより効率的に老後生活を送るための資産形成を行うことが可能になっています。

iDeCo(イデコ)のメリット5つ

iDeCo(イデコ)のメリットについて説明していきます。

①税金が安くなる

iDeCoを始める最大のメリットとして、掛け金が全額「所得控除」されることが可能です。

iDeCoで積み立てた掛け金の全額が所得控除されるため、具体的には住民税や所得税が軽くなります。

例えば、年収500万円の会社員が毎月2万円をiDeCoで積み立てた場合、年間で約4万8000円が節税になります。

節税額は年収や積立額などの条件によって異なってくるので、
気になった方は、下記のサイトでチェックしてみてください↓

https://www.ideco-koushiki.jp/simulation/

②利益に税金がかからない

iDeCoでは運用期間中に得た利益に税金がかからないのもメリットの1つです。

一般的に、投資信託で得られた売却益や分配金、定期預金の利息には
20.315%(=所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)の税金がかかってしまいます。

しかし、先ほどもお伝えしたように、iDeCoでは運用した場合には、上記の税金がかかりません。

③資産を受け取る時にも節税できる

運用した資産を受け取る時にも税金の優遇が受けられます。

定期的に受け取る(年金)場合には「公的年金等控除」、一時金での受け取る場合には
「退職所得控除」という大きな控除の対象となり、節税することができます。

④月額5000円から始められる

iDeCoの最低掛け金は5000円から始めることが可能です。

そのため多額の資金を必要とせず初心者でも資産運用のハードルが低いです。

少額投資したい方や、毎月コツコツ積立をしたい方にぴったりの制度です。

⑤運用する金融商品のコストが低い

一般に販売されている投資信託と比べて信託報酬などのコストが安いものが多いのも特徴です。

通常投資信託には、購入時に購入手数料がかかる商品が多いです。

しかし、iDeCoで運用できる投資信託のほとんどが購入手数料がかからないものが多いです。

iDeCo(イデコ)のデメリット4つ

続いて、iDeCo(イデコ)のデメリットについて説明していきます。

①60歳まで運用中の資産を引き出せない

iDeCoは老齢給付金として積立、受け取ることを目的としているため、
原則60歳まで運用中の資産を引き出すことができません。

iDeCoを始める際には、「老後資金のための積立だから絶対に使わないぞ。」と覚悟を決めた上で始めましょう。

②口座開設・維持に手数料がかかる

iDeCoに加入する場合、口座開設・維持に手数料がかかります。

iDeCoを取り扱っている金融機関によっても異なりますが、
加入する時に最低でも2777円を、運用期間中も月額167円がかかります。

ちなみに年間にすると2004円(税込)の運用手数料がかかります。

金融機関によって手数料は異なってきますので、
口座開設をする前にしっかり比較検討しておくことが重要になります。

③老後に受け取る年金の金額が未確定

iDeCoは、60歳以降に受け取れる年金額は事前に計算できません。

どの運用商品に掛金を投資するかによって、成果の幅が出てきてしまうためです。

大きくリスクをとれば、将来大きく資産を増やすことができるかもしれない代わりにリスクと隣り合わせです。

資産運用の結果によっては、資産がほとんど増えないケースもあり得ます。

iDeCoは、将来受け取れる年金額が未確定で変わるというのも頭に入れておくと良いでしょう。

④運用のリスクが伴う

1つ前でお伝えしたように、どの運用商品に掛金を投資するかによって、
成果が全く違うものになるのがイデコの特徴でもあり、場合によってはデメリットです。

資産運用では、どうしてもリスクがつきものです。

iDeCoの場合には、運用商品によっては
国債のような日本が破産してしまった場合には円としての価値がなくなってしまうリスクや
株式投資のような株価暴落や保有している株式を発行する企業の倒産など予測不可能なリスク
もあります。

資産運用では、どうしてもリスクがついてくるものと言う認識は常に持っておくべきでしょう。

ただ、確定拠出年金の運用商品は分散投資されている投資信託が中心となっているので、
リスクが比較的低いものが多い
です。

元本割れを絶対にしたくない方やリスクを負いたくない方には、
定期預金や保険などのリスクを回避できる商品を選んでおくのがベストだと思います。

まとめ

今回は、iDeCoの仕組みを紹介しました。

資産形成を始めるには、まず自分がどのような資産形成を行いたいのか、
ライフプランをきちんと立て、投資を行なう事が非常に重要です。

使うことが決まっている学費などに使って投資することは、お金が減ってしまうリスクがあるのでオススメできません。

余剰資金をいかに上手く使って、資産を増やすかが、資産形成のカギになってきます。

こちらの記事で、iDeCoの仕組みを理解する参考にしてみてください。

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