個人向け国債を始める前に知っておきたい仕組みや4つのメリットと3つのデメリット

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「将来の生活に金銭的不安がある。」

「貯金もある程度溜まったので将来の為に資産形成をしたい。」

「個人向け国債をやってみたい!」

あなたは今、そうお考えではありませんか。

一つでも当てはまった方や、こういった事が気になっている方に向けての記事になります。

こんな低金利の中、資産形成の一つとして注目されているのが個人向け国債です。

ただし、「個人向け国債をやってみたい!」と思って安易に個人向け国債に手を出してしまい、きちんと仕組みを理解せずにいると、知らないうちに大損を被ってしまう可能性もあります。

今回は、個人向け国債を始める前に知っておきたい仕組みや4つのリスクを紹介します。

個人向け国債のことを理解するために、記事が役に立てば幸いです。

国債とは?

国債とは、日本が発行している債券のことを言います。

その中でも個人向け国債は、個人の投資家しか購入できない国債のことを指します。

債券とは、わかりやすく言うと借金で、日本が国債を発行して、投資家に購入してもらうことで、投資家からお金を借りている形になります。

そうすると、国からは利息が支払われます。

これが、国債に投資をするメリットになります。

日本国債は比較的国の信用度が高いため、安定した資金の運用をすることが可能になっています。

3種類の個人向け国債を正しく理解しよう

個人向け国債は全部で3種類あります。

3種類の違いとしては、「満期時期」と「利率が変動するかしないか」で分かれているので、経済状況や運用方法によって種類を選択すると良いでしょう。

①金利変動・10年

金利変動10年の商品は、半年ごとに適用利率が変動します。

金利が変動することによって、その都度受取る利子の金額が増減します。

金利が変動する商品なので、インフレ対策をしたい方にオススメです。

②金利固定・5年

先ほどの商品と異なり、発行時に設定された利率が満期まで適用されます。

金利が固定していることから、金利が変動するリスクを避けたい方に適している商品と言えるでしょう。

また、期間が5年間と少し長いので、手元に少しお金の余裕がある方にオススメです。

③金利固定・3年

商品が発行してから3年間金利が固定します。

金利が変動するリスクを避けたい方に適している商品と言えるでしょう。

また、期間は3年と比較的短めになりますので、短いスパンで資産を組換えたい方にオススメです。

個人向け国債のメリット4つ

個人向け国債のメリットについて説明していきます。

①1万円から購入可能

個人向け国債の最低購入額は1万円から購入可能です。

そのため多額の資金を必要とせず初心者でも資産運用のハードルが低い商品です。

少額投資したい方や、投資目的に合わせて購入金額が調整しやすい商品です。

②安全性の高さ

国債は、政府によって元本や利息が保証されています。

投資初心者にとって一番心配なのは、元本が戻ってこなくなることや、金利がゼロになると言うリスクですよね。

国債は、安全性の高さも保証されているので、安全に資産運用したい方にピッタリです。

③預金と比べたときの利回りの高さ

銀行預金よりも金利が高いのも、国債のメリットです。

近年ではマイナス金利政策などにより、銀行に預金してもわずかな利息しか得られません。

財務省のHPなどでも、個人向け国債のシミュレーションができるので、金利が気になる方は利用してみてはいかがでしょうか。

https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/simu/

④手数料がかからない

金融機関によっても異なりますが、手数料を支払う必要がなく、購入対価のみを支払えば良い金融機関が多いです。

通常投資信託や株式の購入には、購入手数料や信託報酬が必要になりますが、個人向け国債には手数料がかからないことが多いです。

「多くの金融商品では手数料を取っているのに国債だけ手数料を取られないなんて怪しい…」なんて思われる方もいらっしゃるかもしれないので、補足しておきます。

なぜ手数料がかからないかと言うと、個人向け国債は手数料を上乗せした価格で販売されているため、手数料はかからないように見えているのです。

ですから正しくは手数料がかからないと言うより、元から上乗せされていると言うことになります。

ただし、金融機関等のパンフレットやHPでは「手数料を支払う必要がなく、購入対価のみを支払えば良い」と記載されているので、別途通達する必要はないと考えられていると言うことです。

個人向け国債のデメリット3つ

個人向け国債のデメリットについて説明していきます。

①満期前の解約にはペナルティ

個人向け国債は、発行から1年以上経過していなければ一部・全部問わず換金ができません。

もし国債の発行から1年以内に解約をした場合、過去2回分の金利がペナルティーとして差し引かれます。

短期間で解約する予定や可能性がある場合には、個人向け国債は不向きだと言えます。

②金利の低さ

国債は、メリットでお伝えした通り、安定した資金の運用をすることができる分金利は他の商品と比べると低いです。

安全性が高い分リターンはほぼ無く、銀行預金で利子を得るよりは良い金利で運用できる程度なので、ハイリターンを望むことはできません。

③リスクはゼロではない

政府によって元本や利息が保証されているので安全に運用しやすいのが特徴の個人向け国債ですが、リスクがゼロなわけではありません。

万が一、日本が破産してしまった場合には円としての価値がなくなってしまうリスクがあります。

実際にはあまり現実的ではないリスクではありますが、個人向け国債を始める方は頭の片隅に入れておきましょう。

まとめ

今回は、個人向け国債の仕組みを紹介しました。

資産形成を始めるには、まず自分がどのような資産形成を行いたいのか、ライフプランをきちんと立て、投資を行なう事が非常に重要です。

使うことが決まっている学費などに使って投資することは、お金が減ってしまうリスクがあるのでオススメできません。

余剰資金をいかに上手く使って、資産を増やすかが、資産形成のカギになってきます。

こちらの記事で、個人向け国債の仕組みを理解する参考にしてみてください。

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