「将来の生活に金銭的不安がある。」
「貯金もある程度溜まったので将来の為に資産形成をしたい。」
「円預金でお金を貯金しているけど、あまり利息がつかない・・・。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
一つでも当てはまった方や、こういった事が気になっている方に向けての記事になります。
こんな低金利の中、資産形成の一つとして注目されているのが外貨預金です。
ただし、「外貨預金をやってみたい!」と思って安易に外貨預金などに手を出してしまい、きちんと仕組みを理解せずに外貨預金をしていると、知らないうちに大損を被ってしまう可能性もあります。
今回は、外貨預金を始める前に知っておきたい仕組みや4つのリスクを紹介します。
外貨預金のことを理解するために、記事が役に立てば幸いです。
外貨預金とは?
基本的に預金の方法自体は円預金と同じ考え方になります。
外貨預金の場合、日本円ではなく外国の通貨で預金します。
そしてその預金した外国通過を日本円に交換して払い戻す取引になります。
円預金との違い
先ほども記述したように、外国の通貨を預金するか、日本円を預金するかの違いです。
一番大きな違いとしては、金利の価格が異なってきます。
「為替レート」を正しく理解しよう
外貨預金はもらえる利息だけでなく、預入時と払戻時の「為替レート」=「円と外貨の両替の価格」にも注目が必要です。
為替レートによって預けた外貨預金の価値は日々変化します。
ニュースやインターネットで為替レートを日々チェックする事で、自分が持っている外貨がいくらの価値を持っているかを理解しておく事が重要です。
円安・円高を正しく理解しよう
為替レートは常に一定ではなく、先ほども説明したように日々変化します。
例えば、「1ドル=90円」や「1ドル=110円」のように日々変化しています。
1ドル=90円のときは1ドル=100円の時に比べて、同じ円でも多くのドルに交換されることから、円の価値が上がったという意味で「円高」といいます。
逆に1ドル=110円の時は1ドル=100円の時に比べて少ないドルにしか交換されないので、円の価値が下がったという意味で「円安」といいます。
外貨預金の4つのリスク
基本的に安全な元本保証はなく、資産運用にはリスクが伴います。
外貨預金には、4つのリスクがあります。
ここからはリスクを詳しく説明していきます。
①為替変動リスク
為替レートは常に一定ではなく、外貨預金の価値は日々変化するというのを説明しました。
この変動により損失が発生する危険性を「為替変動リスク」と呼びます。
「為替変動リスク」によるその損失を「為替差損(かわせさそん)」と言います。
逆に利益の場合は「為替差益(かわせさえき)」と言います。
<為替差損例>
1ドル=100円の時にドルを買い、1ドル=90円の時に売った。
円安の時に外貨を買って、円高の時に売ったことにより、損益が発生します。
<為替差益例>
1ドル=100円の時にドルを買い、1ドル=110円の時に売った。
円高の時に外貨を買って、円安の時に売ったことにより、利益が発生します。
②為替コストリスク
為替相場の変動リスクだけでなく、為替コスト=両替手数料にもリスクが伴います。
海外旅行に行く際に両替をすると、両替手数料がかかるのと同様に、外貨預金を行う際にも発生します。
この手数料は、通貨の種類や金融機関によって異なりますので、利用する金融機関や両替する通貨の種類を調べることが重要です。
その上で手数料と金利を考慮したシミュレーションを行い、為替コストリスクの対策を行いましょう。
③信用リスク
信用リスクとは、取引の相手方が倒産するなどして、為替取引を行えなくなることを言います。
外貨預金の場合、万が一金融機関が破綻すると、預金の払い戻しは保証されていないため、自分が預金したお金が戻ってこなくなるリスクがあります。
信用リスクは頻繁に発生するのものではありませんが、発生した時の損失はかなり大きなものになります。
そのため、常に投資対象の情報を収集してリスクを読み取ることが重要になります。
④流動性リスク
流動性リスクとは、お金をいつでも自由に引き出すことのできないリスクのことを言います。
外国為替市場において外国為替取引が行われない場合等に外貨預金のお預け入れや払い戻しに応じられないリスクがあります。
流動性リスクは信用リスクと同様に、頻繁に発生するのものではありませんが、発生した時の損失はかなり大きなものになります。
そのため、常に投資対象の情報を収集してリスクを読み取ることが重要になります。/p>
まとめ
今回は、外貨預金の仕組みを紹介しました。
資産形成を始めるには、まず自分がどのような資産形成を行いたいのか、ライフプランをきちんと立て、投資を行なう事が非常に重要です。
使うことが決まっている学費などに使って投資することは、お金が減ってしまうリスクがあるのでオススメできません。
余剰資金をいかに上手く使って、資産を増やすかが、資産形成のカギになってきます。
今回紹介した内容を参考に、ぜひ皆さんも自分にとってベストな資産形成の方法を見つけてみてください。